こんにちは!としです。このブログでは本の紹介は初めてです。

まず先にお断りしなければいけないのは、私自身がヨーロッパで生活どころか旅行すらしたことないので、あくまで本を読んで得た情報、友人から教えてもらった情報のため実際に経験したことではありませんので、もし間違いや気になる点がありましたらコメントで補足いただけたらありがたいです。

また最後の方で日本の良さ、強みとかも書いていますが、日本が絶対良いとか、日本がすごいとかそういうことを強く主張したいわけではありませんので、この本の感想に限った話と思って読んでください。

読んだ本はこの本です。

フランス人は10着しか服を持たないに関しては生産性の話とは直接関係ありませんが、ヨーロッパの人の生活を知る上で役に立ったので付け加えておきました。

先にこの話で分かったことをまとめると以下の4つがポイントで

  1. 利便性を犠牲にしても自分の時間、友人、家族との時間を大事にしたい人
  2. お金を払って楽しむ娯楽よりも、アウトドアやDIYなどが好きな人
  3. 新しい物よりもひとつの物を大事に使う思考の人
  4. 接客のときにホスピタリティはなくても気にならない人

この4つ全て当てはまるのであれば、ヨーロッパ向きの人といえるかと思います。

逆にこの4つどれか一つでも違うな、嫌だなと思うのでしたら、もっと日本文化にありがたみを感じて存分に今の環境を享受したほうが良いと思います。

ドイツやデンマークの生産性を一言でまとめるのは難しいのですが、簡単にいうと与えられた仕事以外はやらない。日本人のようにその場にいる人がお客さんのために気を利かせたりしない。というものです。

特に接客業などは日本は丁寧な接客が当たりまえですが、海外(ヨーロッパ)ではそうではありませんし、接客すればヨーロッパでは(一般的に)チップを払うことになります。

日本はチップがありませんので、本来もらえるべき金銭的価値が無料で奉仕されていることになります。このホスピタリティが生産性の数値として本来計算されるべきものなのかは分かりませんが、日本がチップを導入したとしたらかなりの額になる気がしてなりません。

それでは、先に上げた4つのまとめについて少し深掘りします。

1.利便性を犠牲にしても自分の時間、友人、家族との時間を大事にしたい人

本を読んで思ったのが、ドイツやデンマークは不便を気にしていない文化が元々あります。例えば24時間のコンビニがなかったり、日曜日、祝日はお店は休みが当たり前だったり。

ドイツはキリスト教なので、そもそも安息日として仕事が法律上禁止されている(閉店法)のでそれが当たり前というのが根付いているのもありますね。

こういうとき日本やアメリカ目線で考えたら24時間のコンビニや日曜日オープンのスーパーなど出店を考えそうですが、働き手がいなければ成り立たないので浸透しないんでしょうし、そもそも求められていないかもですね。

なので、日曜日に買い物に出かけたいとか、次の2番の話と被りますが、お金を使って楽しむエンターテインメントが好きな人はドイツやデンマークには向いてないと思います。

2.お金を払って楽しむ娯楽よりも、アウトドアやDIYなどが好きな人

本で読んだ情報だけですが、日本ほど外で楽しむエンターテインメントがドイツやデンマークには少なく感じます。

ドイツ人やデンマークの人が仕事を終えたらさっさと家に帰って家族とのゆっくりとした時間を楽しむ様子が本には書かれています。

特にドイツ人は散歩がすごく好きなようで、軽く1時間とか歩くらしいです。

ドイツもデンマークも環境意識がトップクラスに高い国で、自転車道も整備されていて走るのが気持ちよさそうです。

私はというとアウトドアが好きなので、すごく興味がそそられるわけですが、皆さんはどうでしょうか?

新しいお店や週末のお出かけスポットのような話に興味がある人はドイツやデンマークは合わないでしょう。

3.新しい物よりもひとつの物を大事に使う思考の人

ドイツ人はなぜ「自己肯定感」が高いのかの本に書かれている事ですが、日本の家電量販店のように新しい製品がたくさん並ぶようなことはないみたいです。

新製品がでたとしても、どちらかというと使い慣れているものをずっと使い続ける人たちが多いようで、新製品はなかなか売れないとか。

これ実は自分がバンクーバーに住んでいたときと少し似ていて、カナダの電化製品売り場もこざっぱりしていて、そして高い。

日本と違ってAmazonで中国製品が買えないから安く電化製品買えなかった記憶があります。

一応ドイツの家電量販店の記事を見つけたのでこちらも参考にさせていただきました。

https://tobalog.com/2016/09/mediamarket-saturn-munich/

記事を見ると、ちょっと本の内容と印象が異なりますが、これは自分で行ってみないと分からなそうです。

4.接客のときにホスピタリティはなくても気にならない人

生産性の話のときに一度書きましたが、基本的にお店などで日本のような気の利いた接客は受けられないと思った方が良いです。

これも本に書いてあったことですが、愛想が良くなかったり日本のようにへりくだったような接客はないようです。

これはどちらかというと日本が独特なのかも知れませんが、逆にドイツ人やデンマーク人が日本に観光に来たときに日本人の接客態度に感動するみたいです。

愛想がない接客も慣れると気にならないようですが、それでもいい人はドイツ向きですね。

これらから分かる日本の良さと強み

今まで4つ深掘りしてみましたが、逆にこれらの文化の対局にいるのが日本な訳で、こうしてみると日本って考え方によってはすごく恵まれた国だと思いませんか?

ヨーロッパとの生産性の比較で日本がディスられることが多いですが、消費者の立場で考えれば、無料で良いサービスが受けられていたり、日曜日、祝日関係なくお店は開いていて、Amazonも翌日には届き、電車は時間通り。

これらは、サービスをしてくれる人の奉仕や努力の上に成り立っています。

つまりこれらを強く海外にアピールするために、インバウンドは重要になりますし、このホスピタリティを海外に持って行けたら、日本の価値もまた再認識されるのではないかと思います。

最後にとにかく自分の目でドイツやデンマークを見てみてみないと分からないなというのが本音で、頑張って1、2年の間に行きたいと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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