こんにちは!
個人取引で購入したZZR250に乗っているとしです!
実は最近、ZZR250を手放しました。
理由は動かなくなってしまったからです。
このサイトでは、購入したバイクについてまだ何も語っていませんでしたが、乗っているZZR250は個人取引で購入したものです。
このZZR250は約11ヵ月前に個人から10万円で購入したものですが、1年足らずで動かなくなってしまいました。
この状態については本文で改めて書きますが、先ず言いたいのは、初心者はいくら安くても個人取引で購入はしない方が良いです。
そのことを踏まえて、ここから読んで下さい。
バイクを個人から購入した背景
このカワサキZZR250を見つけたのは、よくある個人間取引でお譲りします系のサイトです。
当時あまりバイクに掛けられるお金もなかったため、とりあえず動けばいいやという気持ちでバイクを探していました。
そこで、安く動く中古が手に入ると思い、個人間取引を選択しました。
当時車種やバイクの種類も全然分からなかったためバイクを知っている友人と一緒に探しました。
その中で、少なくてもアメリカン以外というのが決まりあとは、雰囲気で選びました。
そこで見つけたのが、カワサキのZZR250です。ほとんど一目惚れです。
販売価格は10万円です。
販売者の説明によれば、現在も現役で動いているということで、とりあえず見てから決めることにしました。
因みにこのとき、私はまだバイク免許の教習、初日が終わったばかりでした笑
購入したバイクのスペックと状態
出展:EX250H 1996年式 ZZR250の諸元・スペック情報 | ウェビック
メーカー:カワサキ
車種:ZZR250
色:青
年式:1996年
走行距離:約29,000キロ
現物確認の時にプロも同行
販売者と会うときに自分だけ見に行っても、見た目からは何も分からないし、当然運転も出来ないため一緒に見てくれるプロを探しました。
その時私はanytimesというマッチングサイトで、個人でバイクの修理を行っている都内の方に相談して、修理の代わりにバイクで悪いところがなさそうか、購入後に消耗品で交換が必要なものがないかを見てもらうお願いをしました。
同行は快く引き受けて下さり、実際今もバイクの事を相談できるバイクのプロフェッショナルです。
現物確認当日、開店前のファミリーレストランの駐車場で待ち合わせをして、私サイドは2人で確認をさせて貰いました。
一緒に同行してくれたプロの方には、交換が必要な所と実際に公道で走ってもらい、問題が無いかを確認して貰いました。
そしてトータルで、問題ないという判断でした。
消耗品としては、タイヤがすり減っていたので、前後輪交換が必要であること、ブレーキパッドも交換が必要など色々と交換が必要なのは教えて貰いました。
それでも、数万円で済みそうだということで、購入を決定しました。
引き取りの日
その約1ヵ月後、バイクの免許を無事取得したので、再度待ち合わせで受け取りをしました。
免許取って一発目の公道だったので、その時はまた別のバイク乗りの友人と一緒に行き、乗って帰るのに伴走してもらう事にしました。
教習所のバイクとは全然クラッチの感じとか、公道の恐怖が段違いに違くて、最初の走り出しは本当に恐怖だったのを思い出します。
この日は特にトラブルもなく、無事にうちに変えることができました。
買ってすぐに消耗品の交換
購入してすぐに、消耗品の交換をする事にしました。
入ったところは、NAPSというバイクパーツの専門店です。
整備もやってくれるので、ここでタイヤの交換やブレーキパッドの交換、オイル交換など一気に行いました。
更にそれにプラスで、前後のドライブレコーダーも付けました。
これで、このバイクはほぼ完璧と言わんばかりの気持ちです。
個人間取引で購入したもくろみ
実はここまでは個人的にもくろんでいたとおりです。
というのも、消耗品の交換をしてかつドライブレコーダーも付けたので、もし別のバイクが欲しくなったら、個人的感覚では少なくても買った値段以上で今回のように個人売買で売れると思っていました。
なので、消耗品の交換することや整備をすること自体正直負担には感じていませんでした。
そして何より、いつでも出かけたいキャンプに行ける喜びがあったので、バイクライフを楽しみにしていました。
買って1ヵ月後に不具合の発生
バイクを整備してからも、まだまだ初心者なので路上に出るのは恐怖でした。
その恐怖に1日でも打ち勝つために、できる限り毎日夜に運転するようにしていました。
よく言ったところは、電車ではなかなか行きにくいスーパー銭湯です。
同じ所もよく行きましたが、道を知るために色々な方向に行きました。
1番怖かったのは、駐車場です。
駐輪場に止めて良いのか、駐車場に停めるべきなのか毎回悩みました。
バーがあるような所は、重さで見知しているので、駐車券が出てこないこともよくあり、後続車に何度も迷惑を掛けたのを覚えています。
そんな風にバイクライフを送っていてちょうど1ヶ月後あたり、エンジンの掛かりがなんだか悪くなってきました。
ウチを出るときにエンジンが掛かりにくいのはまだ良いのですが、出先でエンジンが掛からないと正直めっちゃ焦ります。
今まで何のこともなくエンジンが掛かっていたのに、1回で掛からないときが出てきました。
そんなときはチョークでなんとか掛けるようなときもありました。
時期は9月~10月くらいなので暑すぎたり、寒すぎることもありません。
この後初めて自分でバイクの修理を試みます。
フルカウルは修理から取付までお金が余計に掛かる
私のバイクはZZR250というバイクで、レーシングタイプです。
当時カッコイイという理由で購入しましたが、自分で修理がしたいとなると話は変わります。
フルカウルというのは、プラスチックで本体をカバーをしているタイプのことを言うのですが、修理や点検の度にこのカウルの部分をすべて外さないと何も出来ないのです。
私はどちらかというと、何でも自分でしたいタイプなので、分解したりする事に抵抗はありませんでしたが、いかんせんネイキッドに比べて作業時間が掛かるんです。
上の写真はその時の写真ですが、何故かタンクを頑張って外したときの写真を取るのを忘れていました。。。
今回はエンジンの掛かりが悪くなったので、最初に疑うべく所はプラグなのかと思い、プラグ交換を試みました。
工具は一通りあるので、交換は何とかできました。
取り外したプラグを見ると確かに被っていますね。
被りの本質的な原因は、キャブレターの問題だったりするので原因は私には解明できませんが、とりあえずあたらしいプラグに交換しました。
そうすると、前に比べて確かに掛かりが良くなりました!
要はエンジンが掛かりにくくなったら、プラグを交換すれば良いのかという知識が付きました。
因みにですが、このフルカウルのバイクは、素人がで取り外す場合よく割れるということが起きるみたいです。
私はたまたまそうならなかったのですが、そういうリスクや手間が掛かるので、ドライブレコーダーや内部で作業するものに関しては、基本的には工賃がネイキッドタイプよりも1.5倍増しくらいになるので、そこも理解した上でフルカウルのバイクを選びましょう。
信号の停車でエンスト
バイクの初めてのタンク外し、プラグ交換が出来たあとは特に問題なくツーリングを楽しみました。
ただ、今度はまた1ヵ月後あたりに別の問題が出てきました。
それは、信号が変わり停まろうとすると同時にエンストするようになりました。
その後エンジンを掛けるとかかるので、それで問題なく走っていましたが、ちょっと怖くなってコンビニに停まりました。
走り出しにはこの現象が起きませんが、大体1時間くらい走行すると頻繁に走行中のエンスト現象が起こります。
10分ほど休憩した後に走り出すと、特に何もなかったかのように走り出すのでその時は特に気にしていませんでしたが、次に乗るときはエンジンが掛からなくなってしまいました。
そうこうしているうちに、今度はスターターの使いすぎとで、ついにはバッテリー切れが起こってしまいました。
ここではじめて、レッカーを使い、友人に紹介してもらった近所のバイク屋で修理をお願いする事にしました。
そして見てもらった結果、直接の原因かは分かりませんが、純正でない部品がキャブレター周り??に付いていたらしくそれを純正に交換したら普通に掛かるようになったそうです。
その他にもプラグの交換や疑わしいところはすべて直してもらいました。
久し振りに乗れる喜びを感じて、その週末は友人とツーリングに行ってきました。
バイクは前のように乗れて嬉しかったですね。
リミッターがかかったような走り
そんな中また気になることが出てきました。
それはある一定の速度に行くと、リミッターが掛かったような動きになることに気付きました。
最初の頃は、走り出しに暖気が足らなくて速度が伸びないのかなと思っていたのですが、
少しずつバイクの運転に慣れてきてから、それなりに回転数を上げて加速をするようになったのですが、大体60km/hくらいの速度あたりで、ガクガク速度が落ちるような現象が出てきました。
そうなったときはいつも、ギアを上げて無理有り安定させて動かしていましたが、それも効かなくなってきました。
つまり悪化したということです。
この当時2020年3月頃で、新型コロナウイルスが騒がれていた時です。
電車移動でなく、仕事に行くのにバイクで移動を考えていたので高速道路の移動も視野に入れていました。
ただ、この速度が伸びないこともあり正直高速道路に乗るのが怖くなりました。
結局原因が分からず、だましだまし乗る
そして、やはり心配なので、再度近所のバイク屋に見てもらうことにしました。
大体1週間後くらいに電話が来ました。
「原因はわからない」
という答えでした。
このとき、すべての計画が崩れるのを感じました。
というのも、ZZR250で速度が伸びない、かつ不安定という状態を分かった上で人に譲るのは絶対に出来ないからです。
修理で直ったわけではないのですが、一応調査費をお支払いした上で帰ってきました。
それでも、動かないわけではないので、速度の伸びは諦めて動かなくなるまで乗ろうと決意しました。
夜のツーリングで突然走行中にエンスト
そして、運命の日はやってきました。
友人と久し振りにツーリングにいくことになり、夜のツーリングを決行することになりました。
速度の伸びは気になるところですが、順調に目的地に向かいました。
夏で暑い夜ですが、夜だと道路も空いているのでツーリングするのも気持ちが良いですね。
しかし、40キロくらい走ったところで急に速度が落ち始め、エンストしました。
もちろんガソリンは入っています。
幸い大きな道路でもなく、コンビニもあったので押して駐車場まで移動することができました。
以前にも起こった1時間おきに起こるエンスト現象かなと思い、近くのファミレスで食事休憩にすることにしました。
大体30分ほど経って、エンジンを掛けると一発で掛かりました。
アイドリングも安定しているので、目的地を目指すのではなくとりあえず動くうちに帰ることにしました。
すると大体1キロも走ることなくまたエンストが起こりました。
ここで、プラグが悪さを起こしているのではないかと思い、また偶然駐車場と明かりがあったのでそこでプラグ交換を試みました。
幸いこんな時に備えて、工具一式は持ち歩いていました。
でも、残念ながら装着されているプラグはかなりキツく、取り外すことが出来ませんでした。
ここで、残念ながら何も出来なかったので、2度目のレッカーを呼ぶことにしました。
レッカーで運んでもらったのは私がバイク用に契約している駐車場です。
夜中だったためいつも行っているバイク屋には持って行けなかったためです。
そして廃車に
レッカーで運ばれる事態になってから、このバイクは手放すことに決めました。
いつもお願いしているバイク屋さんは引き取ってくれるということだったので、次の週にバイクを乗って持っていこうと決めました。
そして、駐車場から出てバイク屋まで移動しようとしたら、前回同様1キロくらいのと頃で、やはりエンスト。
このときはまた駐車場まで押して帰ってきました。
あまりにも悲しい現実です。
バイク購入から大体11ヵ月目でした。
冒頭でも話したとおり、本当は完璧に修理して欲しいバイクが見つかったあ元値で譲ろうと思っていました。
でもそれが出来なくなり、今までの修理代は無駄に終わりました。
こんなことが想像できたでしょうか。
今まで色々不具合もありましたが、販売者にクレームを言おうとかそういう気持ちになったことはありません。
当時乗っていた人も、自分で直しながら乗っていたのかも知れません。
いずれにしても、良くも悪くも良い経験になりました。
消耗品と修理費の合計
最初の消耗品の交換等:63,000円
修理費:14,000円
ETC購入+取付費用:23,000円
バッテリー交換:17,000円
合計:117,000円
バイクをいじるのが好きで整備する時間と場所があるなら個人取引でもOK
今回の反省点はいくつかあります。
先ず、個人間取引で大丈夫な人は、少なくても自分で整備する時間と場所がある人。
自分場合、購入したときの家と現在では住んでいるところが変わりました。
現在住んでいるところは、駐車場がなく離れたところにバイク用の駐車場を借りています。
この事もあり、整備するのがハードルが上がりました。
また、そもそもそういう時間も取りにくく、経験も無いので整備をする時間はありませんでした。
なので、バイクいじりが好きで、それでさらに購入するバイクが貴重だったりそういう趣味がある場合は個人間取引で購入されても良いかなと思います。
初心者は少なくてもおすすめできません。
高くても中古車屋やディーラーで購入しよう!
これらの事から言える結論は、やはり安くても初心者のうちは信頼出来る中古車屋さんもしくは正規ディーラーで購入しましょう。
結局20万近く掛かってしまいました。
その20万円掛けたバイクがたった1年で乗れなくなってしまう悲しさったらないです。
だから、理想は新車、中古でも高くても販売してから数年、走行距離も数も少ないバイクを選びましょう。
以上、【経験談】バイク初心者が個人売買で購入するリスクについてでした!