こんにちは!Toshiです。
以前このブログで、1歳1ヶ月の子供と二人で新幹線で実家に帰省した話を書きました。
そのとき「よくできましたね!」と言われることもありましたが、正直、自分ひとりの力というよりも、子どもとの関係性がスムーズにできていたことが大きかったように思います。
その土台となっているのが、今回ご紹介する一冊の本です。

それが、この「カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座」(通称「ジーナ本」)です。
子どもが生まれる前、仕事関係の女性経営者の方から勧めてもらって読みはじめました。
それ以来、我が家では育児の軸になる一冊として、何度も読み返してきました。
ジーナ式スケジュールとは?
この本の大きな特徴は、「子どもの起きている時間と寝ている時間を、月齢に合わせて管理する」というシンプルな方法。
行き当たりばったりになりがちな新生児期の育児に、「予測」と「リズム」をもたらしてくれます。
もしこの本を読まずに子育てをしていたとしたら、こんな風に考えて育てていたと思います。
- 例えば今子供がスヤスヤ寝ているから、起きるまで寝させておこう
- 泣いているからとりあえず母乳(ミルク)を飲ませよう
- 夜中にお腹が空いて起きるのはしょうがない
でも、このジーナ式スケジュールで子育てすると、これがこうなります
- 朝7時には起こさないと、お昼寝に影響が出るから必ず起こそう
- お昼寝は2時半までにしないと、夕方の睡眠や夜の睡眠に影響するから必ず起こそう
- ミルクは基本的に決まった時間に飲ませれば、お腹が空く時間が予め分かるから楽
- 朝まで寝てもらうために、22時に一度起こしてミルクを飲ませる(8週目以降)
という感じで、行き当たりばったりな子育てではなく、ある程度予想できる子育てができるようになります。
ジーナ式スケジュールを実践して良かったこと
時間で赤ちゃんが求めていることが分かるようになった
子供の1日のスケジュールが定着することで、泣くしかできない子供の意思表示を、時間で消去法的に理解できるようになる点です。
本の中では、月齢に合わせたスケジュール例と、その理由が細かく書いてあるのですが、このスケジュールを守る事で、眠くて泣いているのか、お腹が空いて泣いているのかが分かるようになります。
子供が泣いているからと、あたふたしたり振り回されなくなります。
1日の計画が立てやすくなった
また、スケジュールがしっかり定着するので、子供の睡眠時間にあわせて、朝ごはん、昼ごはん、夜ごはんをゆっくり取れるようになります。(この本のコンセプトがこれです。)
スケジュールが定着するからお出かけのハードルが下がった
我が家は車を持っていないので、基本的に電車移動です。そのため、最初の頃は乗車時に泣いて他の人に迷惑が掛からないか心配で、電車移動は控えていましたが、うまく寝る時間に合わせて移動することでベビーカーでおとなしく寝てくれました。
移動中のミルクの時間も時間通りにスケジュールを組めば、移動中に泣くことは少なくなります。
どちらもワンオペ育児が出来るようになった
このスケジュールのおかげで、自分ひとりでもお世話ができるようになりました。
実際、妻の体調が優れなかった時期が2ヶ月ほどあり、その間は母乳以外の育児はほぼ担当していました。
後にミルク育児に切り替わってからも、このスケジュールのおかげで自然に引き継ぐことができました。
カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座をうまく活用する方法
夫婦の共有と協力がカギ
まず、この本をうまく活用するためには、夫婦での共有と協力は絶対に必要だと思います。どちらか一方だけが一生懸命になっても、片方が「今日は良いじゃん」と妥協してしまうと、せっかく定着した1日のスケジュールがくずれてしましい、結局負担が掛かるのはお世話をする自分に回ってきてしまいます。
そういう意味で、夫婦がこのスケジュールの意義を共有しないとうまく行かないはずです。
なので、この本は子供が生まれる前に購入して夫婦で先に共有しておくことをおすすめします。
スケジュールを妥協しない
夫婦の協力と重複してしまいますが、スケジュールを妥協しないことが大事です。
特に朝です。私の家も、このスケジュールに合わせて、朝7時前に起きるのが習慣になりました。
仮に、夫婦どちらか一方がどうしても朝起きるのが辛い場合は、その日だけでも担当を変えるなど、スケジュールは絶対を守るようにしましょう。
最初の頃はスケジュールを覚えるのが難しいので全ての部屋、リビングにスケジュール表を貼っていました。


これは出生1週間から2週間のスケジュールを分かり易く表にした物です。(もしこの表の雛形が欲しい方はご連絡いただければ、Spread Sheetを共有します。)
ちなみに両親や親戚かからは面倒くさいとか、厳しいとかいわれますが、その言葉に屈せずスケジュールを淡々とこなしていくと、必ず身を結びます。
ジーナ式スケジュールの思わぬ効果
このスケジュールが定着すると、来客時に時間制限をかける事ができます。(笑)
これは賛否両論あるかと思いますが、このジーナ式スケジュールで子育てしているから、来るならこの時間にきて!ということで、時間指定ができ長居も避けられます。
決して来てほしくないというわけではありませんが、子育てで消耗している身としては、我々も元気な時間に来てほしいという意味でも、このスケジュールは有効です。
ジーナ式スケジュールの注意点
- スケジュールに慣れるまでに1週間は掛かる
- スケジュールに拘りすぎない
この2点かと思います。
スケジュールに慣れるまでに1週間は掛かる
このスケジュールはまず最初に自分たちが身体で慣れるまでに1週間は掛かったと思います。
本だけだと、何度も開いて大変だったので急遽最初の方でご紹介した、1日のスケジュール表を作成しました。
それでも、慣れるのに1週間は掛かりました。そこは根気よく頑張りましょう。
スケジュールに拘りすぎない
スケジュールに拘りすぎないのも大事かも知れません。
拘りすぎないというのは、夜更かししても良いとか、朝寝坊して良いとかではではありません。子供のコンディションによっては、早く寝てしまうこともあれば、逆に寝付かない時もあります。
そういうときに、なんで寝ないの!とか寝落ちしているのを無理に起こそうとはしなくて良いと言う意味です。
ジーナ式スケジュールを読むと分かりますが、起きている時間帯、寝ている時間帯が大事ということとそれがもしその通りにならなかった場合は、スケジュールはずれるという風に理解していれば良いことです。
スケジュールがずれた場合は次の日の朝からスケジュールをとりあえず戻すようにすれば、問題なかったと思います。
ジーナ式スケジュールで逆にストレスになるようでは本末転倒ですので、うまくバランスを取るようにしましょう。
まとめ
以上、ざっくりですがジーナ本について紹介してみました。
この本に出会っていなければ、自分が育児の中心になってサポートするという選択肢を持てなかったかもしれません。
今では、スケジュールが我が家の生活に馴染んでいて、毎日の育児がかなりラクになりました。
同じように育児で悩んでいる方、特に育児をもっと主体的にやりたいけれど、どうしたらいいかわからないお父さんには、この一冊を強くおすすめします。
以上「新生児からの子育てでおすすめの本-カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座」でした!
紹介した本:カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座
