こんにちは!

35歳でバイクの免許を取得した、としです。

この記事を読んでくれているという事は、きっと今バイクの教習で上手くいかなかった日があったのかと思います。

私も教習でそんな日がもちろん有りました。

教官に言われたことだったり、出来なかった自分に泣きたくなるような日でした。

でもその日をきっかけに、教習の受け方も技術面も凄く変わりました。

つまり、この上手くいかなかった日があるからこそ向上出来るわけです。

そんな上手くいかなかった日に私がどうやって乗り越えたかをぜひ共有したいと思います。

バイクの教習で初めて上手くいかなかった日

私が1番最初に教習で上手くいかなくて、気持ちが折れそうになったのは1段階6回目の教習でした。

その6回目というのは、初めて他の方と合同で教習する回で、この6回目以降は一人の教官につき生徒2,3人と合同練習になります。

合同になると何が難しいかというと、後ろに連なって走るんですが、前の生徒の動きによっては急ブレーキをしなければ行けなかったり、予測不能な感じになって、ぶつかりそうになったり、今までとは異なる怖さが出てきます。

実際このとき、前の人が急ブレーキをかけて止まる準備を当然していなかったので、ぶつかりそうになり私も急ブレーキをしましたが、バランスを崩して初めて転倒を経験しました。

このとき怪我などはありませんでしたが、転んだことを心の中で、前の人を責めてしまったのは、今でも情けなくて恥ずかしい事だったことを覚えています。(しかしながら、前の人にぶつからなかったのは幸いでした)

このときに学んだのは、後ろに続くといっても、車間距離はある程度取るべきという事です。

あとはそういう可能性を考えて、運転する事も大事ということです。

そして、この転倒を境に今まで出来ていた課題がことごとく出来なくなりました。

先ず、なぜか一本橋の前での発進で、エンストを5回もしてしまいました。

こんなこと今まで一度もありませんでした。

でもよくよく考えてみたら、今までなんとなくやって上手くいっていただけと気付きました。

これは私にとってターニングポイントでした。

この回の教習までは特に楽しく、教官の言うとおりにやれば良いというモチベーションでやっていました、やはり効率良く免許を取得する為に、この日から色々と調べたり友人にアドバイスをお願いしたりするようになりました。

バイク乗りの友人と話をする

教習が上手くいかないとき

先ず、周りにバイク乗りの友人はいますか?

もしいれば、友人に上手くいかなかったことを相談してみましょう。

もし、だれも居なければ私でも良ければお話し相手になりますので、コメントにメッセージ下さい。

私の友人は皆、20代の前半で免許を取得した人ばかりなので、教習のことはほとんど覚えていませんが、それでも話を聞いてもらうことだったり、アドバイスをもらう事で気持ちは落ち着きます。

その時に有り難いアドバイスをもらったのですが、これらです。

  • バイクは心理的な恐怖とかが出やすい乗り物だから、怖がらないこと
  • 止まるときは止まる、進むときは進むの決断を早くした方が良い
  • バイクを傾けても、アクセルを開けば真っ直ぐに立て直す
  • 慣れるために数をやるしかない

バイクは心理的な恐怖とかが出やすい乗り物だから、怖がらないこと

私が最後まで心に残っていたのはこの、恐いと思って乗らないというアドバイスです。

多分この、恐いと一番最初に感じる瞬間って、スラロームなんではないかと思います。

スラロームは、障害物をよける練習で、もちろん検定の課題で出てきます。

課題については別途説明するとして、このスラロームは、右左に車体を傾けて進んでいくため、最初は本当にビビります。

でもアクセルとタイヤが動力でつながっている限りは例えゆっくりでもいきなりこけることは無いんです。

もちろん速度によっては倒れることもありますが、まあまあ大丈夫です。

私の時は自分が下手だったので、教官の後ろに乗ってレクチャーしてもらいましたが、結構倒します。

でもその倒して、曲がるときに軽くアクセルを回して車体を立て直すんです。

何が言いたいかというと、教官のいうことを実直にやってみるしかないわけです。

スラロームの攻略法については改めて、記事にしますね!

こんな感じで恐いと思うことはこれから出てきますが、まだ慣れていないだけと心に思って、数をこなすようにしましょう。

止まるときは止まる、進むときは進むの決断を早くした方が良い

これは、公道での話としてアドバイスをもらった言葉ですが、教習所でも同じだと思います。

これが必要になるのは、バイクのコースで他の人がいる場合に特に感じます。

私のバイク教習のコースでは、一本橋の後に右折で、スラロームの後に左折でコースの外周に合流する道がありますが、ここで最初の頃は転ぶ人がいます。

それは、外周を走っているバイクが突然来てどうするかおどおどしているうちに交差点まで来て、急ブレーキを掛けてしまい、転倒するパターンです。

外周を走っているバイクが突然来るというのは実はちょっとニュアンスが異なるのですが、例えば一本橋が終わった後に、ギアを上げるかそれとも止まるか、あと当然右にウインカーを直ぐに出さないといけないなど、交差点が近ければ近いほど、バイクの操作を手際よくやらなければいけないのですが、それが最初の頃はなかなか出来ません。

だから、同じタイミングで外周のバイクがきてしまうと、ぶつかってしまうと思って反射的に、右手のブレーキ(フロントブレーキ)を強くかけてしまい、交差点直前で転んでしまうことがあります。

だからこそ、止まるなら止まると決めた方が、安全上良いです。

ただし、交通ルールの話で言うと、流れに沿った運転が当然必要で、外周に明らかにバイクがいないのに不必要に停止するのは注意されるかも知れません。

なので、少なくても進むか止まるかははっきりさせる意識を持っていると良いと思いますよ。

バイクを傾けても、アクセルを開けば真っ直ぐに立て直す

これはスラロームだったり、カーブの時に言える話ですが、このアドバイスは教習の時に実際意識するかというとあまり意識しないかも知れません。

なぜかというと、教習をやっているときは進んで何とかするというよりも、最悪転ばずにちゃんと止まれるかの方に優先的に気持ちが行くからです。

なので、原理を知るということで覚えておくと良いですよ。

あともう一つこれは実感として気付くと思うのですが、結構バイクってゆっくりでも進んでいる限りは転ばないです。

これを感じるのは、S字とクランクです。

教習で使うバイクのトルクが強いので、2速に入れてアクセルを回さなくても勝手に進むんですね。

で、S字とクランクについては、速度が速いとあっと言う間に縁石にぶつかってしまうので、微調整のためにリアブレーキ(足ブレーキ)を使って速度を緩めますが、それでも転ばないんです。

本当に意外とゆっくりでも転ばないんです。

これが実感として分かれば、ステップアップだと思います。

慣れるために数をやるしかない

これはどのライダーも言いますが、本当に慣れです。

そして慣れるためには数をこなすことです。

そして、少しでも慣れたら、少しいつもと違うやり方を試したり、スラロームで例えると、慣れたら傾きをいつもより傾けてみるとか、上手な人の動きを少し真似してみるとかをやってみて下さい。

できる事をより確実にしていくのも大事ですし、教官の教習後のアドバイスをしっかり聞いて、次はチャンレンジするようにしましょう。

参考動画をみてシミュレーションをする

教習で最も参考になったのはやはり動画です。

特にオススメなのは、二宮祥平さんという方のバイク教習向けの動画です。


引用:バイク発進でエンストしない半クラッチの仕方:鬼の半クラ


引用:初めてのクラッチの繋ぎ方:教習所で役立つ操縦方法:鬼の半クラ

この二宮祥平さんという方の、ホワイトベースというYouTubeチャンネルでは、今教習中の方のための参考になるテクニックを動画で教えてくれています。

私は、この記事の冒頭でエンストを5回やってしまったという話をしましたが、この動画を見て何回もシミュレーションして、次の日の教習に臨みましたが本当にエンストしなくなりました。

二宮祥平さんの動画は教習で上手くいかなかった人にとってはとてもためになる動画を公開してくれています。

私も何度動画に助けられたか分かりません。

オススメの動画は、このエンストしない半クラッチの仕方以外にもたくさん有りますが、あと一つこちらの動画をご紹介します。


引用:初心者向けバイク講座:初めて公道に出る方へVTZ250

この初めて公道に出る方への動画は、免許を取得した後に公道に出てどんなことに気を付けて運転すべきかを教えてくれる動画ですが、それと同時にバイクの楽しさが二宮祥平さんの言葉を通じて感じられる動画です。

まだ1段階なのにこの動画を見て、やっぱり公道が恐いと感じる一方で、免許を取ったらこんなに楽しい世界が待っているんだ!って思える良い動画で、何回もこの動画を見ては励まされるような気持ちになりました。

そうです、バイクは乗れたら楽しいんですよ。

楽しさを忘れて、苦しみばっかり感じて教習を受けるのはやっぱりもったいないですよね。

二宮祥平さん動画でよく言っている言葉があります。

それは、「私には才能がない」「自分にはバイクは出来ない」なんて思わないで下さい、という言葉です。

実際自分も何回も思いました。

特に、別の生徒と一緒にやるようになってからは特にです。

周りの人が皆本当に上手に見えるんです。

いや実際上手で、自分が本当に不器用で、いつまで経っても緊張してガチガチで、操作も遅くてコンプレックスだらけでした。

本当に当時の私の教習している姿を見たら、心配してしまうくらいだと思います。(まじで)

それでもちゃんと免許取れました。

周りは気にしなくて良いです。

卒業検定でガチガチでも取れたんです。

だから、卑屈にならないで、今何が出来るかを冷静に考えて、1時間1時間大切に教習をこなしていきましょう。

自分が出来ないことを冷静に整理してみる

上手くいかないときは整理する

最後にやってみる事は、やはり何が上手くいかないのかを自分なりに考えてみることです。

どんなときに上手くいかないでしょうか?

  • スタートでエンストする
  • 一本橋で落ちてしまう
  • S字で縁石にぶつかってしまう
  • クランクでポールを倒してしまう
  • 急制動の40キロを出すのが恐い
  • 自転車のようにフロントブレーキに頼ってしまう(足ブレーキが慣れない)

こんな風に、自分で出来ないことを書いてみて、客観的に見てみると自分に足りない物が見えてくるかも知れません。

それが分かったら、身近な友人に相談してみるとか、動画を見てみるとかして自分が知らなかったことや今まで意識していなかったことに気付くことも大事です。

教官が教えてくれなかったこともひょっとすると動画で紹介されてたりするかも知れません。

動画の情報が絶対正しいとも限りません。

だから、動画は参考にしてそして教官に直接動画で説明していたことを聞いてみても良いです。

教官も時間内にその生徒に合わせて最低限伝えることを伝えているので、すべてを教えられる分けではありません。

だから、自分で調べてやってみて、注意されたら直してという風に能動的に教習を受けましょう。

まとめ

今回は、バイクの教習でうまくいかないとき、うまくいかなかったときにどう対処するかについてお話ししました。

大きくまとめると

  1. バイク乗りの友達に相談してみる
  2. 動画を見て対策をする
  3. うまくいかないのはなぜかを整理してみる

です。

こんな風に書いている私ですが、卒業検定まではっきり言ってずっと緊張していつも教習受けてましたし、運転の恐怖だって全然残っていましたし(特にカーブとか右左折の時とか)、最後の最後まで運転に余裕がないように見えるから余裕があるところを見せて、なんて教官に言われていました。

だから、うまくいかないときがあったって良いんです。

うまくいかなくたって、私は一度も補講もありませんでした。

練習なんだから、たくさん間違って、たくさん指摘されて、それを直していけば良いんです。

分からなければ、遠慮せずに教官に聞きましょう。

この記事が、教習がうまくいかなくて落ち込んでいる人がまた頑張ろうって思っていただけるきっかけになれたら嬉しいです。

以上、「バイクの教習でうまくいかない時にやってみること」でした!