2015年くらいからGarminのVivofitを長らく愛用していましたが、Apple Watch 10が発売されたタイミングでついにApple Watchに乗り換えました。
VivofitはVivofit2、Vivosmart4を2台(2台目は中古で購入)をずっと使っていました。
正直大きな不満がなくてとくにVivosmart4に関してはサイズも小さくバッテリーも5,6日間は持つので3台目も同じものを買うか、今はVivosmart5も出ているので新しいのにするかも視野に入れていました。
しかしながら今回はApple Watchに乗り換えることにしました。
Apple WatchにしたことによってVivosmart4ならできたのにでは出来ない事がやはり出てきて、これからVivosmart4を買おうとしている人やApple Watchにしようと思っている人の役に立てればと思い記事を書くことにしました。
先に結論
まず先に結論っぽいことを言うと、Vivosmartがおすすめな人は
スポーツ(筋トレ)記録やライフログや心拍数など機能はあっても基本的にシンプルで最低限で良い!
という人。
Apple Watchがおすすめな人は
iPhoneの機能をフル活用したい(特にヘルスケア系)!お洒落、ガジェットが好き!
という人。かなと思います。
VivosmartとApple Watchの共通して良い点
まずスマートウォッチとしてこれは共通して便利という点をあげると
- 振動でタイマーやアラーム、スマホの通知が分かる(音を鳴らさないて良い)
- 睡眠トラッキングができるので睡眠の質が記録できる
- 運動を促す機能で座りっぱなしを防げる
- スマートフォン探索機能
1.振動でタイマーやアラーム、スマホの通知が分かる(音を鳴らさないて良い)
スマホでもバイブで通知することは出来ますが、テーブルに置いていたりすると他の人にも気づかれたり場所によっては迷惑をかけることもありますが、スマートウォッチだと腕で振動するのでほとんど気づかれません。
特に朝のアラームでは、音やスマホのバイブでも一緒に寝ている人も起こしちゃったりするのですが、スマートウォッチであれば気づかれずに自分だけ起きることができます。
これは意外と使ってみないと分からない良さです。
2.睡眠トラッキングができるので睡眠の質が記録できる
Vivosmart4もApple Watchも睡眠トラッキングの機能が使えます。睡眠トラッキングでは浅い睡眠、深い睡眠など睡眠の質を記録してくれます。
左がGarminのアプリ(Vivosmart4で記録)、右がAuto Sleepの画面でApple Watchで記録したデータです。
![](https://104ichi.com/wp-content/uploads/2024/10/vivosmart.webp)
![](https://104ichi.com/wp-content/uploads/2024/10/applewatch10-1.webp)
3.運動を促す機能で座りっぱなしを防げる
VivosmartにはMOVE IQという機能があり、一定時間動きが無いときにアラートがでます。
Apple Watchにはスタンドアラートという運動を促す機能があり、こちらも一定時間座りっぱなしだとアラートが出るようになっています。
私は仕事机がFlexispotのスタンディングデスクを使っているので、スタンドアラートが出たらすかさず立って仕事するようにしています。
4.スマートフォン探索機能
VivosmartとApple Watchどちらにも接続しているスマホを探すためにアラートを出す機能があります。たまにスマホを家のどこかに置き忘れるのでこの機能はなにげに重宝します。
Vivosmartが良い点
ここからはVivosmartの良い点、不満な点、Apple Watchの良い点、不満な点を上げていきます。
まずはVivosmartが良い点から上げていきます。
- バッテリーの持ちが最大で7日間(寝ているときの血中酸素濃度を測ると5日くらい)
- スポーツに特化しているから機能がシンプルで使い方で悩まない
- 筋トレの回数カウント機能やインターバル機能がある(アプリではさらに細かく記録できる)
- 小さくて軽い。寝るときに付けていても気にならない。
- ディスプレイが小さいのでぶつけてディスプレイが壊れるリスクが少ない
- LINEの通知オフでもLINEからの電話の場合、電話扱いで通知してくれる
- ストレスアラートが何気に便利
- Body battery機能が何気に便利
1.バッテリーの持ちが最大で7日間(寝ているときの血中酸素濃度を測ると5日くらい)
Vivosmartシリーズの良い点はスマホとの連動が出来るのに1週間充電が不要な点です。
これが一番の理由でずっと使っていました。充電はほとんどしなくていいので、Apple Watchの場合お風呂の時間に充電するというのが一般的ですが、Vivosmartの場合は外さずそのままお風呂に入っていました(入浴中は心拍数アラートが出るので非推奨かもですが)。
Vivosmartを外すという習慣がそもそも無い感じです。
ちなみに血中酸素濃度を寝ているときに計測できますが、この機能を使うとバッテリーの消耗が早まるためもって5日くらいになります。
2.スポーツに特化しているから機能がシンプルで使い方で悩まない
Vivosmartシリーズは基本的に運動に特化しているため、Apple Watchのように使わないアプリの整理などは不要です。
大きく分けて機能は時計モード、運動モード、タイマー・ストップウォッチ、設定という感じなので、使いたい機能にすぐに切り替えられるので使い始めからそんなに時間をかけずに使いこなせると思います。
3.筋トレの回数カウント機能やインターバル機能がある(アプリではさらに細かく記録できる)
Apple Watchの純正アプリでは無い機能でこれは意外と便利なのですが、運動トラッキングモードで筋トレモードがあるのですが、ベンチプレスなど腕を動かした回数をカウントしてくれる機能があります。更にそのセットが終わった後に終了することで、インターバルカウントが始まり、インターバルを計測して再度スタートさせることで2セット目をスタートできるようになっています。
これに慣れていたので、Apple Watchを使い始めたときは機能に物足りなさを感じました。
![Vivosmart4](https://104ichi.com/wp-content/uploads/2024/10/vivosmart4-1.webp)
この画面はGarminのアプリで筋トレを計測した結果の画面です。何をやったかも推測で記録してくれていて、正確に記録したい場合は項目を選んで修正することも出来ます。
4.小さくて軽い。寝るときに付けていても気にならない。
![](https://104ichi.com/wp-content/uploads/2024/10/IMG_6884-533x400.webp)
見て分かるとおりVivosmartはかなり小さいです。
腕に付けてても変に目立たず、ベルトを着けているような感じです。しかも軽いので付けている感じも無く、寝るとも付けているのを忘れるような感じなので、何か付けながら寝るのに抵抗がある人には特にオススメです。
5.ディスプレイが小さいのでぶつけてディスプレイが壊れるリスクが少ない
これはApple Watchを使い始めて改めて気づいたことですが、本体が小さいのでぶつけることも少ないし、付けていることをほとんど意識しなくてもいいです。なのでぶつけてディスプレイを壊すなど一度も無いですし、気にしたこともほとんどなかったと思います。
6.LINEの通知オフでもLINEからの電話の場合、電話扱いで通知してくれる
良い意味でスマホアプリとの連携というか通知はスマホに依存しているため、スマホでの挙動で通知するしないがたまに曖昧だったりします。
具体的には、LINEの通知はOFFにしているとして、メッセージは当然Vivosmartには通知は来ません。ただし、LINEからの通話の場合はiPhoneの場合電話扱いになるみたいで、LINEからの着信の場合はVivosmartに通知が来るようになっています。
この設定は、Apple Watchでは不可能で、LINEの通知オフの場合はLINEなので着信だろうと通知は来ません。これは意外にVivosmartは便利だったなと思う点です。
7.ストレスアラートが何気に便利
Vivosmartにはストレスアラートという機能があり、心拍数の上昇なのかなにかの反応を感知してストレスアラートが通知されることがあります。
実際このストレスアラートはお客さんとの打ち合わせで、少し緊張感があるような瞬間などはほとんどの割合でアラートがでて、少し落ち着こうという気持ちにさせてくれるので、これも何気に便利な機能だったなど思いました。
8.Body battery機能が何気に便利
Body battery機能は100%から0%までを、起きてからの残りの体力として表示出来る機能で、朝が大体96%くらいから始まって寝る前くらいには10%くらいまでになっている状態でした。
数値が減るのは(想像ですが)歩数だったり、心拍数の上昇具合、ストレスの度合いで消耗しているような感じです。
もし、夕方頃には20%付近であれば、早めに仕事を切り上げようとか、無理しすぎないようにするための指標にしていた時もあったので、これも使っていたときは便利だなと思いました。
Vivofit smartの不満な点
逆にVivofit smartを使っていて不満だった点を上げます。
- 充電器が特殊で、あるときから充電しにくくなる(接触が悪くなる)
- データ同期は基本的に手動
- メインの時計として付けるのには物足りなくて時計を二つ付けていた(個人的な話)
1.充電器が特殊で、あるときから充電しにくくなる(接触が悪くなる)
![](https://104ichi.com/wp-content/uploads/2024/10/2024-10-14-14.05.43-edited.webp)
![](https://104ichi.com/wp-content/uploads/2024/10/2024-10-14-14.06.31-edited.webp)
写真の通り時計を挟んで接点を本体のバッテリーの端子に当てるような構造なのですが、本体側の接点の劣化なのか、充電ケーブル側なのかは定かではありませんが、あるときから挟んでも上手く充電が始まらず、試行錯誤で数分無駄にするときが出てきます。
このタイミングで大体買い換えを考えてしまいます。
2.データ同期は基本的に手動
Vivosmartのログデータは本体に保存されます。
アクティビティデータ:7、ライフログデータ:14日間という仕様で、例えば筋トレやランニングをしてアクティビティを保存したタイミングでスマホに接続されていれば同期できていますが、そうでない場合は、専用アプリで手動で同期をしないと、ログデータ(歩数や睡眠トラッキングなど)がスマホアプリに取り込めていない場合もあるので、注意が必要です。
3.メインの時計として付けるのには物足りなくて時計を二つ付けていた
Vivosmart4は小さいのがとてもいいのですが、メインの時計としては少し物足りなく感じるときがあって、場合に寄っては左にメインのアナログ時計、右にVivosmartという付け方をしていました。
一時期は左にアナログ時計とVivosmartの2本を付けていたときもあるのですが、合う人に「どうして時計2つ付けているんですか?」と数人から聞かれたことがあって、周りの人からはすごく気になるみたいなのでやめました笑
Apple Watchの良い点
次にApple Watchの良い点を上げていきます。
- iPhoneの標準機能のヘルス機能やスポーツ機能などをフル活用できる
- iPhoneを触らずにリマインダーやログ記録、返信ができる
- 簡単にメモがとれる
- 時計として見劣りしない
- iPhoneを触る回数が減るので無駄な時間が減る
1.iPhoneの標準機能のヘルスケア機能やスポーツ機能などをフル活用できる
なんといってもApple Watchを使うと、iPhoneのヘルスケア系機能がフル活用できるのが一番大きいのではないでしょうか?
3つの円のアイコンのフィットネスや睡眠トラッキングなどもApple Watchを使い始めて、初めて使い方をしりました。
また、Apple Watch特有の機能で言うと、ロックされた画面を解除するときにFace IDを使っていますが、Apple Watchを付けていれば、それ自体が認証となりいちいちFace IDを使わずともロック解除ができます。
この機能はバイクを乗っているときに便利で、フルフェイスのヘルメットの場合一回Face IDを失敗させてパスコードを入れるという流れでロック解除しますが、Apple Watchを付けていれば解除出来るので、バイクを止めてちょっとした調べものをしたいときに本当に便利です。
あとは、転倒したときの緊急連絡の機能などもできれば使いたくはありませんが便利ですよね。(Vivosmart5には転倒通知機能(セーフティ & トラッキング機能)が追加されているようです)
2.iPhoneを触らずにリマインダーやログ記録、返信ができる
Apple Watchを使って次に多く使うので、ログ記録と簡単なメール返信です。
ログ記録はaTimeLoggerという1日のアクティビティを記録するためのアプリで、スマホよりも断然楽にログ記録が出来ます。
また、子育て中なのでぴよログという何時にミルクを何ミリ飲んだ、何時に起きた・寝たなどの記録もApple Watchだと常に身につけているので、すぐに記録できて記録し忘れがほぼなくなりました。
仕事では、ショートメッセージでやりとりをするお客さんがいるのですが、「了解しました!」系のメッセージなどは、そのまま選んで返信できますし、Apple Watchにしてからよく使うようになったのが、音声入力でかなり精度が高いので、修正することなくそのまま返事出来てしまいます。
基本的に確認系のメッセージはなるべく早く返事したいので、この機能は便利です。
3.簡単にメモがとれる
Apple Watchを使い始めて初めて使い始めたものの2つ目にSiriがあります。いまいちSiriの使い勝手が良くないイメージがあってiPhoneでSiriを使うことはほぼありませんでしたが、Apple WatchとSiriの組合わせはかなりいいです。
Siriで一番使うのが「リマインダーして」で、リマインダーを音声入力でやることでスマホで入力するよりもスピーディーにメモがとれます。
4.時計として見劣りしない
Vivosmartだと少し時計として物足りなくて、両腕に1つずつ付けていたという話をしましたが、Apple Watchにしたことで、その煩わしさはなくなりました。
時計のディスプレイデザインもカジュアルなデザインからおしゃれなものまであるので、デザインにこまることはないと思います。
ちなみにApple Watch10は常時ON機能が追加されたようで、私は常時ONにして使っています。
常時ONでのバッテリーの持ちは夜20時に充電しはじめて寝る間際までとりあえず充電します。寝るのが大体22時~23時の間で、22時からあさ6時半まで睡眠モードで、朝起きると90%位です。
それ以降は次の充電が大体20時ですが、バッテリーの残量は大体35%~30%です。
なので、常時ONでも全然バッテリーが持つので常時ONで使っています。
5.iPhoneを触る回数が減るので無駄な時間が減る
Apple Watchで簡単な返信やメモがとれることでスマホを触る機会を減らすことが出来ます。
スマホを使うと通知の数字がどうしても目に入ってしまい、本来の作業を忘れてアプリを開いたりしてしまうことがよくあったのですが、そういったことが明らかに減りました。
Apple Watchで不満な点
- 電池の持ちが1日のため毎日充電が必要
- 画面が大きいため割とぶつける、ディスプレイが割れるのが恐い
- 機能が満載で設定や使い方をマスターするのに無駄に時間が取られる
- 筋トレの回数カウント機能やインターバル機能が標準アプリではない
1.電池の持ちが1日のため毎日充電が必要
Apple Watchを買う上で一番心配していたのがバッテリー1日しか持たない問題です。
Garminを使っていたときは5日くらいに1回充電していた身なので、毎日充電する習慣に耐えられるか心配でした。
しかしながら今この記事を書いている時点で約一ヶ月が経っているのですが、全く問題ありませんでした。
というのもApple WatchはGarmin以上に能動的に使うという感覚で、先にも書きましたがiPhoneの機能をフル活用するための拡張デバイスという感覚なので、毎日使いたいからスマホと同じように充電するのが習慣化されます。
充電のタイミングはお風呂に入るタイミング、または21時と決めています。夜はむしろ通知はいらないので、寝る寸前までは外しています。
また急速充電がすさまじくて、30分もあれば100%近くまで充電されるので、もし寝落ちしちゃったとしても朝の準備中でも充電は間に合います。
2.画面が大きいため割とぶつける、ディスプレイが割れるのが恐い
Garminでは気にしたことがなかった事なのですが、Apple Watchは思っている以上に大きくて、結構ぶつけます。
なので、結構Apple Watchがぶつからないかを気にしてしまう事があります。
このことに気づいてからは一応Apple care+に入りました。(Apple care+はディスプレイの修理が1万円で済むなどの有料保証契約です。)
Apple Watch用のケースも売っているのでそれも今度買うのですが、とはいえぶつけないようにと気を遣うのはちょっと疲れるときがあります。
3.機能が満載で設定や使い方をマスターするのに無駄に時間が取られる
Apple Watchが届いてすぐの時、iPhoneとの同期などの設定をするだけであれば割と簡単に完了しますが、使い方やオススメアプリなどは自分で調べなければいけないので、それに結構時間取られます。
Vivosmartであれば、本体にメニューが設定されているのですぐ使えるようになっていますし、説明書があるので無駄に調べずに済みます。
Apple Watchはアプリで自由度が高い分、自分で好きなようにカスタマイズしなければいけないのが、大変と言えば大変です。
4.筋トレの回数カウント機能やインターバル機能が標準アプリではない
Apple WatchとiPhoneの標準アプリの話ではありますが、Vivosmartのように筋トレ時のカウントアップの機能やインターバルの機能はないので、必要であればアプリを探す必要があります。
以上でApple WatchとVivosmartの比較を終わります。
私が使っているアプリ
今のところ必要最低限のアプリでApple Watchを使っていますが、それでもいくつかはApple Watchを使い始めてインストールしたアプリもあるので、ご紹介します。
AutoSleep
AutoSleepは睡眠トラッキングアプリです。iPhoneにも標準で睡眠トラッキング機能は備わっているのでそれでも良いと思ったのですが、AutoSleepで使いたかった機能が眠りが浅いときにアラーム(Apple Watchの振動)をして起こしてくれる機能です。
これがあると、ストレスなく起きられるのでオススメです。また睡眠記録も見やすくて、質の低い日にはなるべく無理しないなど対策がとれるのが良いですね。
aTimeLogger
aTimeLoggerは行動をログ記録するアプリで、1日何にどのくらいの時間を使っているかを可視化することが出来ます。
iPhoneだけでももちろん使えるのですが、Apple Watchだと腕に常に付けているので、ログがとにかく取りやすいんです。
以前、aTimeLoggerで時間のポートフォリオを作って可視化する方法という記事を書いたので、気になる方は読んで見てください。
Apple watchとaTimeLoggerを使って時間のポートフォリオを可視化してみよう!
まとめ
今回はVivosmartとApple Watchを比較する記事を書いてみました。Apple Watchはそれなりに金額もするので、結構買うまで悩みました。
もし、機能限定でもよければApple Watch SEという選択肢もありましす、Appleの公式サイトで購入した場合は使ったとしても一定期間まで返品ができるので、お試しで使ってみるのもオススメです。
以上 、「Apple Watch 10を使い始めて気付いたガーミンのVivoSmartとの違い。」でした!